ついに迷走を始めました

ブログ書くんだってよ 

大学寮のお話

テストが終わりました。ついでに昼夜逆転しました。(午前6:05のツイート)

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1つのテストが3時間でそれが3つあるという、ほとんど入試みたいな感じでしたが受けてみると一瞬でした。

やはり、英語ということもあり、読むのは得意といっても日本語よりは格段に時間がかかるので、問題数が少なくても時間かかるんですね。一応、すべて完答出来たので強制送還はされなさそうです。(Tier4ビザの関係上、出席率やテストの点数が著しく低い場合強制送還されるとか)

 

テスト勉強をしてると、日本では絶対しないようなミスが多発しまして、特に読み間違いのミスが非常に多い。(たまに読めてなかったりする)

気持ちは中学生です。問題を読めとよく言われました。

それからこちらでは回答が基本的にペン書きなので、あまりミスをすると回答が汚くなるという。ここは鉛筆で書くのかボールペンで書くのか注意してないとミスしそうでした。

 

 

今回は大学寮のお話です。

基本的に大学生は大学寮で生活します。特に1年生はほぼ全員大学寮に入るそうです。

その後の大学生活で仲の良い友人を見つけると、そういった人々と賃貸でシェアハウスをするのだとか。

ただ、昨今は賃貸不足だそうで探すのが大変らしい。(余談ですが、ロンドンの親戚も家探しにかなり苦労したと話していたので、ロンドンでも深刻らしい)

大学寮は大きく2つあり、自炊ありか自炊無しに分けられます。更にお部屋のタイプがsingle, en-suite,  studioに分けられ 自炊の有無と合わせて6通りの選択肢があります。

  • single: ベッドと勉強机のみの部屋でトイレとお風呂は共用
  • en-suite: singleに加えトイレとお風呂が自室に備え付けられている
  • studio: en-suiteに加えキッチンが自室に備え付けられている 

といった感じ。 値段も下に行くほど高くなります。それから、自炊あり寮は基本的に食事代が加算されるので当然家賃は自炊無しより高くなります。

 

Edinburgh大学では自炊なし寮は基本的にPollock Hallsと呼ばれる地区に密集しており、地区に併設されている大食堂で食事をするというのが一般的です。

何度かPollockの食堂で食事したのですが、ビュッフェ形式で、基本的にメニューはあまり変化せず食事に飽きるという声もちらほら聞こえてきました。

自炊あり寮は、市内に散らばっており様々、大学から委託された会社が運営する寮も存在します。

 

ということで、私はBrae Houseという自炊無し寮でen-suiteの部屋に住んでおります。

故に、これより先は主に自炊無しen-suite寮のお話となります。

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Brae House

自炊無し寮の中でも割と高く、家賃は月7万。400人ほどが生活する割と大きめの寮です。日本人は私を含めて2名、こんな僻地にも日本人はいるものです。学校へのアクセスはかなり悪い方で、学校は丘の上にあるのに寮は丘の一番下という。すなわち、毎朝約1.5kmの坂を上って登校しております。不登校になりそう。

 

 

部屋はflatとroomという単位で構成されます。各flatは6人の個室(この場合en-suite)と1つのキッチン、リビングを備え付けています。要は個室が与えられ、6人でシェアハウスをするような感じ。このflatはBrae Houseでは6人構成ですが、他の寮では10人だったり、8人だったりします。6人というのは入居選択肢の中では最少構成人数だった気がする。

キッチンには大きめの冷蔵庫が2つ、ソファーが2つ、コンロが8口、シンクが2つ、テレビが1つ備え付けてあります。かなり快適な方かと。10人寮で同じ設備かつ同家賃の寮が存在するので割と当たりなのかもしれません。

テレビは入寮時にBBCが受信料払えと£150を請求してきます。しかも1人あたり£150。フラットメイトとの話し合いの後、たけーよ、ということで払っていません。もちろんガンガン見ていますが。

 

en-suiteの部屋ですが、当然バスタブはないのでお風呂=シャワーとなります。

しかも、Brae Houseの場合、シャワーヘッドが高い位置で固定されているので全身を洗うのに技術を要します。寒くなると湯舟が恋しくなります。

 

同じflatに住む人のことをFlatmateと呼びます。mateは友人とか相棒といった意味。

文字通り寝食を共にします。しかもこれが入寮するまでわかりません。マジで運ゲーです。

運ゲーなので当たりもあればハズレもあります。一番ひどいケースは、flatmateの数人が毎晩のようにリビングで大音量の音楽と共に宴会を開き、それを注意したところ壁にf**k you と書かれる事案が発生したとか。大抵の場合、申請すればflat changeが可能ですが、このケースでは、空き室が無く変更できずに彼女は1学期そのflatで生活し、母国オーストラリアへ帰ったとか。ひでぇ話もあったもんだ。

 

一方、私はというと随分な当たり?flatに入居することができました。flatmateにも随分と恵まれています。

 

flatmateは男性2人女性3人で、私以外全員英語ネイティブ(イギリス3、アメリカ1、オーストラリア1)といった構成。よく聞く話だと留学生は留学生同士で入居させられたりするそうですが、こちらは全員正規生。しかもネイティブと英語の訓練には申し分ない環境といえる?でしょう。

いえる? といったのは会話相手がネイティブである故、彼らのスラングや文化、風俗に詳しくなれる一方で、彼ら共通の文化的背景との乖離が大きすぎるが故に会話のネタがないという事実からです。

 

多国籍(主に非英語圏flatだと、まずは"異文化交流"から始まり、お互いがお互いの文化にある程度無知な状態で関係が開始される、と思われます。その無知を補完しあう形で会話が生まれ、仲が良く(あるいは悪く)なる、という話を聞きます。

 

一方で、私のフラットでは他5人がかなり文化的背景を共有した状態で関係が開始されました。オーストラリア人とアメリカ人の彼女/彼たちも親がイギリス人だったり、イギリスのインターナショナルスクールに通っていたなどの背景があります。故に、彼らは初見の際、かなり意気投合した形でした。

 

具体的には、「ロンドンのどこ出身?」「西の方、Hounslow」「え!? じゃあ***とか知ってるの?」「マジ!? 知ってるよ! 今アイツ ケンブリッジいるよな」

とか かなりローカルな会話が繰り広げられます。日本でもあるでしょう、大学入って共通の知り合い探して仲良くなるといった風潮。それがロンドン単位で行われていました。もちろん僕はハイパークソボッチジャパニーズなのでそんな話はできません。

あと出てくる大学が大体クソハイレベル。Oxbridge行けなくて、Edinburgh大学来たみたいな話はたまに聞きます。

 

故に、私だけ圧倒的無知かつ英語弱者であります。

幸いなのは彼らがネイティブなので、私の拙い英語も理解してくれるということです。(英語力の面ではよくないのかもしれない)

彼らが流行りのドラマや映画の話をしていても、ついていけないということはよくあることです。(もっとも日本でもドラマなどは殆ど見ないのだが)

また、それを鑑賞しても面白みが分からないということも往々にしてあります。

 

ですが、幸運なことに彼らがかなり意気投合してくれたおかげで私もその流れにうまく乗ることができました。我々は自分たちのことをFlatmilyと呼び、家族のように生活し始め、そして大体の私物をパクリ合うくらいの仲に成長していきました。

 

また、一番の原因はオーストラリア人の女性の影響でしょう。彼女は、私の知る中で最もリーダーシップのある人であり、他のflatmateの部屋の名札を作ったり、リビングの戸棚の振り分けや掃除の分担など全てを決めてしまいました。しまいには、契約書を手作りしflatmateにサインさせるという始末。後に彼女はRA(Resident Assistant、寮の運営ボランティア)になるのですが、それはまた別の話。

 

 

ということで、flat選択という運ゲーは、ほぼ彼女のおかげで解決し、のうのうと一学期の寮生活を終えたのでした。

 

そんな彼らも冬休み期間中は実家に帰るとのことで、いまflatに残るのは私だけ。

そして、ちょうど今、フラットのドアを酔っ払いと思われる誰かがsomebody of us will beat youと叫びながら蹴り続けるという早朝4:00。

はたして、来学期はどんな寮生活になるのでしょうか。

 

 

 

生きていられるといいです()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お勉強の話

今週、来週と期末試験期間のため一応、勉強をしております。

当然英語で試験を受けるわけですが、英語で暗記することに慣れていないのでこれにかなり苦労しています。実際この記事を書いているのも試験勉強から逃げるためだったりするのですが。

 

試験ということは今学期もほとんど終了ということで、ちょっとここらで勉強面について振り返ってみようかなと思います。

 

 

エジンバラ大学に留学したのは経済、統計を学ぶためでしたが今学期はあまり経済や統計色の強い科目は取っていません。因みに来期は割と数理統計が多めです。

恥ずかしながら履修科目を晒しておくと、Principles of Finance, Business Research Method, Accountancyとなっていて、1科目20単位となっています。コマ数は週12コマ。

加えて、機械学習関連の授業を履修したのですが、これが情報学部と学部外ということで単位換算されないらしく、試験が無いので良いのですが週に20時間のビデオを見なくてはいけないのでこれが一番つらかったりします。毎週レポートあるし。理系ってタイヘンなんだなぁ。(実は経済学部もこちらでは理系だったりする)

 

日本だと1つの授業は大体2単位が基本かと思いますが、こちらはその十倍。

日本の1単位は講義1時間に対して大体2時間の自習を考慮して与えられるものだと聞いたことがあります。ただ、実際2時間の自習を毎週している奴なんて見たことないですけど。

同じように、案外こちらも一学期に60単位分の授業だからといって、えげつない時間勉強しているわけでもないのです。もっとも、日本の大学よりは確実に勉強していますが。

 

ただやはり、海外の大学生は、日本の大学生より勉強するというのはよく聞く話です。

一方で、日本の大学生(殊に文系)は勉強しないと聞きます。そうだろうな、と思う反面、文系でもバリバリ勉強している人もいるので一概には言えませんが、やっぱりこちらの人の方が"平均的"に勉強している時間は長いと思います。("平均"と聞くと分布を教えろよ!となる病気に罹患しています。)

 

 

それは大方、大学の授業がエグイからだと思います。

理系の人は実験や演習が大量に課され、文系では大量のリーディングが課されます。

同じ寮で共同生活している友人らは理系2人、文系2人ですが、偏りなく課題に追われている印象です。

そして経済学部はその中間、大量のリーディングと演習の2重苦を味わったり味わってなかったりしてます。(4次の正方行列の逆行列を手計算で求めるなど面倒なことは多い)具体的には、指定教科書は読んでいないと授業にマジで授業についていけなかったりします。

 

ただ、私の場合、日本で学んでいることの延長だったりするので、演習やリーディングに時間はかかりますが、死ぬような思いはしてません。(英語のリーディングが一番つらかったのは渋谷の某英語専門塾に通っていた時だったりするかもしれない。)

意外なのは、授業はリーディングを前提としますが、かといってそこまで深掘りもしないので数回休んでも問題はなかったりします。

 

ここで意外と言うのは、どうも私の中で海外留学のイメージが偏っており、それとの乖離による驚きが大きいのかもしれません。具体的には

  • 海外大学では寝食を忘れ勉強し続ける
  • 授業では主体的な発言が求められ、出席点は発言により決まる
  • 試験前は徹夜が当たり前 人権はない
  • 授業を休むことはない
  • みんなパリピ

 

実際生活してみて、いかに自らの"妄想"が酷かったかを痛感します。

まず、海外の定義をしなくてはいけません。英語圏なら英国なのか米国なのかオーストラリアなのかカナダなのかシンガポールなのか。当たり前で忘れがちなのは海外でひとくくりにするのは不可能ということです。日本だって一括りにするのが難しいのに。(日本人って何食べてるの?とかたまに聞かれますが、答えられないでしょう。)

また、米国留学と英国留学ではシステムが大きく違うということです。ダートマス大学から留学中の知り合い曰く、むしろ私のイメージはアメリカに近いらしいです。それでもひどい偏見だそうですが。(知らぬ間にやはり米国の影響を受けるものだな)

 

1つ目ですが、寝食を忘れて勉強することはほぼないです。ただ生活が勉強中心に回っていることは確かです。朝起きて授業受けて、図書館行って、夕方に帰ってくるような生活。忙しい時は帰宅後も少し勉強する感じです。土日もそこそこ勉強し、体感としては高校2年生のような生活リズムです。受験期ほどシビアじゃないが、まぁまぁ勉強してるような。特に、私の場合はバイトもせず、酒も日本にいる頃に比べめっきり飲まなくなったので、いよいよ高校生に戻った気分です。(友達が少ないのも高校と同じ)

 

2つ目の、授業中の発言ですが、英国(サンプル数n=1, エジンバラ大学)ではほとんど授業中の発言による出席点などが考慮されないようです。多くが試験一発か中間レポートと合わせた評価です。どうやら授業内発言の話は米国留学にはよくある話らしいです。実際、私も講義で発言したことは1度もありません。周囲の友人もほとんど発言していません。ここら辺は日本と同じ。

ただ、1つ違うのは少人数での授業では割と発言を求められます。それでも主体的というよりは「どう思いますか?」と聞かれて答えるような感じで、少なくとも自分からガツガツと問題提起をするような発言ではないです。

 

3つ目の、徹夜に関してですが、これはそれぞれの勉強スタイルによると思います。

日本でも言えることですが、試験前に一気に勉強する人もいれば、毎週コツコツ勉強して試験に臨む人もいるわけで、徹夜するのは基本前者です。

私の中のイメージでは毎週コツコツ勉強してもなお、試験前には徹夜、ひどい場合は2徹をしなくてはいけないのかと思っていましたが、どうもそうではないようです。

同じ寮の友人はほとんど前者なので、最近は睡眠不足な様子ですが、私はむしろ後者なので試験前でもガッツリ8時間睡眠だったりします。

じゃあ前者の人たちは普段何してるんだというと、クラブに行ったり、スマホ見ながらダラダラしたり、おしゃべりしたりという感じです。サークル(こちらではSociety)が原因というのはあまり聞きません。そもそも日本のようなサークル文化はあまりこちらには根付いていない気がします。"たまり"とか存在しませんし。

具体例として、寮の友人は試験前1週間だけど、教材の半分くらいまだ読んでいないという状況だったりしており、そのせいで2日徹夜したとか。そりゃそうだ。

基本的に図書館は24時間開いているので徹夜に向いた環境なのかもしれません。(ちなみに夜中の3時くらいの図書館はクラブ帰りの難民キャンプになってたりします)

徹夜向きの環境とそもそもの学習量が多いせいで、エグイというイメージができたのかもしれません。

 

4つ目の授業を休むことに関しても、案外皆さん休んでいる様子です。

授業についていけなくなるのではと、ビビりな私は今学期皆勤賞でしたが、だんだんと授業者数が減っていく現象は日本と同じでした。

休める理由として、授業が録画されている、教材がオンラインで配布される、演習問題は各自で進めるといった背景があるからかもしれません。自分で勉強できる人なら講義に出なくても進められるということは事実です。加えて、出席点や発言点が基本的に存在しないので、なおさら授業を休もうという気にもなるのです。ちなみに1授業は60分です。これも、1回くらい休んでも痛くないという要因の1つかもしれません。

 

5つ目ですが、これはひどい偏見です。

パリピを文字通りParty Peopleと訳すのであれば、確かにパーティーなどのソーシャルイベントは日本に比べて多いので"パリピ"かもしれません。ただそういう文化ということもあります。日本の身の丈に合っていない虚勢を張ったようなパリピとは質が違う気がします。もちろん背伸びして酒を飲みすぎ潰れる人もいますが。

また、日本でクラブに行くことと、こちらでクラブに行くことではその意味が違う気がします。日本はクラブやパーティー以外にも割と娯楽に溢れていると感じます。一方で、エジンバラは本当に娯楽の少ない街でもあるので、自らイベントやパーティーを企画して盛り上げたり、クラブにでも行かない限り、特に冬などは暗くて寒い環境をひたすら耐え抜くことにもなります。そういった環境を加味してみると、パリピもさもありなんと思えてくるのです。

 

そして期末試験。今週月曜に試験を1つ受けてきましたが、3時間一本勝負というまるで入試のような試験でした。過去問通りの出題でまぁ何とかなるだろうという感触。問題文の英語もちゃんと読めました。(ここで英語力の無さが露呈する)

あと、試験会場が大講堂で壁や天井の装飾に気を取られてしまいました。

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試験会場のMcEwan Hall

 

そんなこんなでたった3か月ちょっとの1学期でしたが、思っていたより日本と似ているなと思いました。この記事を2学期終了後に見返してみて、「何言ってるんだコイツ」状態にならないことを祈ります。

 

 

 

 

 

試験勉強をしたくない気持ちのせいでこんな長い記事を書いてしまった。

会計学あまり好きじゃないけど、こうでもしない限り勉強しないのでやるしかない。

 

 

 

 

 

 

 

Lothian busへの上申書

最近、趣味が旅行から移動に変わりました。

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特に鉄道と飛行機が好きで、ここ2か月で計5回(往復なら10回)飛行機に乗る機会があったわけです。毎回エジンバラ空港に行き飛行機に乗って目的地へ飛んだということ。

これはエアポートマスターの称号が...

 

 

 

エジンバラには空港が1つあります。エジンバラ空港です。そのまんま。

エジンバラ城のある中心地から9kmくらい郊外にあり、割とアクセスは良好で大体バスかトラム(路面電車)で行きます。どちらも片道30分くらい。

 

バスだと片道£4.5、往復£7.5で往復チケットは購入後60日間であれば好きな期間に利用することができます。バスは街の中心駅waverly station前から10分おきに出発していますが、行けば必ずバスは停まっているので時刻表を見る必要がありません。また、24時間365日運航(24/7と表記する)なので深夜でも時間を気にせず停車場へ行き乗ることができます。べんり~

 

一方でトラム(路面電車)は片道£6.5、往復£8で街の少し外れのYork Place始発で中心地を通り空港まで走っています。open returnだったかは不明、というのも使ったことがないから。トラムは新市街に走っています。エジンバラという街は駅を境に旧市街と新市街にパカッと別れているのですが、私の生活圏は主に旧市街側で足場の悪い石畳の街で生活しているわけです。一方、新市街はアスファルト舗装されていて歩きやすい。いいなぁ~ というわけで生活上トラムを使う必要がないのです。もっとも、街自体が小さいので歩いて横断(縦断?)できるので新市街に住んでいても使わないでしょう。

 

と話はそれましたが、トラムには始発と終電があり5:00-23:00の間を15分おきに走っています。

ところで、このトラムは随分と曰く付きで、本来2011年に完成する予定だったのが工期が3年遅れ2014年に完成、それに伴い費用も増加、当初750億円だったのが結果1500億円を使い完成させたという。似たような話を極東の島国で聞いたことがあるなぁ...

それでかは知らないが、運賃はちょっと高めなのかもしれない。

 

ということで、合理的な経済主体の皆さまはバスを使うわけです。だって安いし、free wifiもついてるし、24時間運航だしね。かく言う私ももちろんバスしか使っていないわけで...

 

ただここで注意したいのはバスは基本的に現金支払いをしないということです。

イギリスという国自体、現金離れが進んでおり、紙幣または硬貨を使うのは有料トイレを使う時くらいでカードだけで基本的に生活できてしまいます。そのため、イギリスに来る際はカード(この場合クレジットでもデビットでもよい)とそのPINコードを覚えておくことがライフラインとなります。

空港バスももれなく基本的にはカード払いです。一応現金は使用できますが、運賃をお釣りの無いように支払わなくてはいけません。当然両替機などもあるはずなく、しかも現金をあまり手にする機会がないので50p硬貨を手に入れるのが大変だったりと、とにかくカード社会なわけです。そして、このカード払いはいわゆる機械に挿入するのではなく、コンタクトレスだというのがネックです。

 

日本でカードと言えばICチップが付属しており専用の機械に挿入し使用するのが一般的ですが、こちらはカードといえばコンタクトレスが主流です。

これは、ロンドンオリンピックの際に普及し、カードリーダーに専用の機械を付属させ個人情報を盗み取るスキミングという行為が横行していたのに対処するために主流となり、コンタクトレスすなわちSuicaのようなワンタッチで決済のできることを言います。しかし、私のカードはコンタクトレス対応ではなく困っちゃうなぁとなったわけです。そもそも日本で普及している物なのでしょうか。いかんせん経済に弱いと困る、これがFintechか...

 

そこで解決策となったのがApple payです。Apple payに持っているカードを登録すると、なんとコンタクトレス決済が可能に!それに気づくまで一か月かかったわけですが。ちなみにカードによってはコンタクトレス決済ができない場合もあるとか。

master cardとvisaは大体大丈夫らしい。いまさらJCB使う奴とかいないよね~(おっと誰か来たようだ...)

スーパーでカードリーダーに挿入して支払いをしている私は「お上りさんです!」と言っているようなものだったのか...(ちなみにカードリーダーに挿入するタイプの決済も可能ではあります)

日本だとApple payを使う時に(確か)「Quicpayで」とか「iDで」とか言わなきゃいけなかったような気がしましたが、こちらではCardの一言で済みます。挿入かコンタクトレスは言う必要がなく決済できます。コミュ障がススム!

 

話は戻って空港バスの話。

つまり、空港バスでは現金払いが出来ずカード払いのみ。しかもカードを挿入して決済する機械は設置されておらず、コンタクトレス決済のみ可能という仕様。皆さんApple payを使おうという話でした。ちなみにGpayも使えます。

一方でトラムの決済方法は知りません。カードは使えると思いますがコンタクトレスか挿入型かは知らんです。こういうニッチすぎる情報を伝えるのがこのブログらしさ(ということにしておく)

 

また、市内バスLothian city busは空港バス(Airlink)と同じLothian busという会社が運営していますが、空港バスはコンタクトレス決済が可能なのに対し、city busは不可能です。これがクッソ不便。

というのも、市内バスの決済方法は現金(運賃ピッタリで支払う)、前もって専用アプリでe-ticketを購入、citysmart card(交通系ICカード)の3種類。加えて一日乗り放題券なども存在します。

しかし選択肢として、カード社会で現金などほぼ触れないので現金払いは除外、専用アプリは£10以上でないと決済できないというクソ仕様(バスは1人1回£1.7、距離は関係ない)なので除外。というわけで、citysmart cardを購入したのですが、そもそもあんまバスに乗らないので無くす、という事態。そういう時に限って郊外のIKEAに行かなくてはならなかったりすると、血眼で£1.7を探すわけです。

 

そりゃcitysmartを無くした私が悪いですけどさ、こんだけカード社会なのに市内バスだけカード使えないってどうよ?という話(完全に言いがかり)

ということで、Lothian busに対してコンタクトレス決済のできる機械を市内バスにも設置するように求めたいと思います。(思うだけ)

しかもあんまりバス使わないのにね。

 

 

 

書き始める段階では、飛行機の話をしようと思ったけど、バスの話が案外長くなってしまったので、飛行機、特にLCCの話はまた今度ということで。今度があるかは知らない。あと、書くたびに文体が変わっているのは多重人格だからかもしれない。

お金の話

正直エジンバラという都市は名前程度しか知らなかった。

 

地図を眺めるのが趣味だったりすると、名前は覚えるけど文化とか歴史の側面からは学習しないので、近くにグラスゴーって街があるんだなぁという事は知っていても、街全体が世界遺産だったりフィリップ殿下がエジンバラ公だとかいう事は知る由もなかったりするのだ。

なんて薄っぺらい生き方をしているのだろうか。

 

ともかく、期待値が低いほど後々の感動が大きくなるものだと思う。

エジンバラに何か特別な期待をしていた訳ではなかったし、むしろ寒いとか暗いとかいうネガティブな側面ばかり見ていた。住んでみると案外良い街である。

 

大学が街の中心にあるおかげで、生活の中心も自ずと中心地になる。

街自体がそこまで大きくなく、1時間も歩けば端から端まで歩けてしまう規模だ。

都市の規模で言うと宇都宮や西宮などが相当する。

案外自分は小さな街の方が住むのに合っているのかもしれないと思ったりした。

宇都宮や西宮を小さいと形容するのは間違いかもしれない。比較対象が東京都なのが問題である。

 

こんなことを思うのも、先週ロンドンに行く機会があり(実は今週末もなのだが)久しぶりに都会というものを体験したからである。片道4車線の道などエジンバラではお目にかかれないし、地下鉄にも久しぶりに乗った。商品も様々で物価も随分と異なっていることに驚いた。ところでエジンバラに地下鉄はない。

 

片道四車線といえば、イギリスの道路事象である。

大概、地方に行けば行くほど道は広くなるものだが(私の少ない経験から)イギリスでは地方に行くからと言って道が広くなるとは限らない印象である。

すなわち、日本に比べてバイパスとか高速といった幹線道路の幅が狭いような気がする。歴史故に道が狭いのか?もしくは一車線あたりの幅が狭いのかもしれない。

一応国際免許証は持ってきたが、あまり運転したくない。マニュアル車が主流であるこの国でAT車を探すのには苦労するだろうというのも理由の1つだ。

 

 

話の軸がブレまくっているが、今回の主題はお金である。

 

ロンドンとエジンバラでは物価が違う。体感であるが1-2割ロンドンの方が高い。

こちらの人は£1を100円くらいの感覚で利用している。poundlandという店があるようにだ。(いわゆる百均)

その意味でもエジンバラは良いのだが。ただイギリスという国は物価が安い国とは言えない。有名な物価指数にコーラ指数だとかマクドナルド指数だとかがあるが、これで測ればエジンバラは東京とあまり物価が変わらない。エジンバラではコーラ500ml 1本150円程、マックのハンバーガーが1つ130円でポテトMが100円くらいだったと記憶しているから、日本とあまり変わらないだろう。(ハンバーガーは少し高いか)

 

ただ、面白いのは物価の構造が異なるということである。日本で高いものが安かったり、その逆もしかりである。考えてみれば当然で日本でパンを買うより、イギリスの方がその文化の発祥であるから安そうなものである。実際、米は高くパンは安い。米は輸入品であるからというのもある。自国の文化の物が安いのはどこの国もそうである。だからスペインにいた時は生ハムを積極的に食べていた。

 

もっと言及すれば、生活必需品は安い傾向にある。パンとかパスタとか牛乳などは日本より安かったりする。一方で酒は高い。これにはびっくりした。イギリスはパブ文化の国だからビールは安いのかと思ったがべらぼうに高い。

パブを選ばないと1パイント(550mlくらい)が1000円近くする。スーパーでも高い。

日本のお酒の手軽さが恋しくなる一方で健康になるので良かったりもする。タバコは更に高い。これは西欧に共通することでもある。まとめると以下である。

  • 日本より安い物:パン、パスタ、チーズ、牛乳、水、ポテトチップス、ピザ
  • 日本より高い物:酒、たばこ、米、魚、シリアル、(外食全般)

野菜は種類によってさまざまであるがジャガイモは特に安い。葉物野菜は高く根菜は安い傾向にあるかもしれない。

日本の食品が高いのは言うまでもない。

 

こういった物価というのをイギリスの政治家は随分と気にしているらしい。マーガレットサッチャーやデーヴィットキャメロン等はそれらの物価を常に記憶し、記者に詰められるとすぐさま答えられるようにしていたそうである。もっとも答えられないと庶民感覚がないと叩かれるらしい。日本でも同じようなことを国会でやっていたが似たようなものである。例示した2名が保守党であることと私の政治的思想に関連はない。

 

というわけで週7で自炊し独身貴族修行は順調である。

なんともまとまりのない記事になってしまった。

 

 

 

 

エジンバラの水質

海外に来ると気になるのが水質である。

この場合、汚染とかではなく軟水か硬水かということである。

幸いイギリスの水は死んでいない。

 

観光などする時はスーパーで水を買ったり、歯を磨く時は水道の水を使ったりするわけだが、当然その硬度は土地によって異なる。

日本は軟水の国(らしい)のであまり気にしたことはなかったが、海外旅行をするようになってからこれが随分と問題なことに気づいた。

もっとも日本でもミネラルウォーターとして硬水は随分と売られているので鈍感だっただけなのかもしれないが。

ちなみにこれが日本の硬度

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https://www.kuritac.co.jp/column/map.html

東京23区は硬度50-75mg/Lらしい いわゆる軟水である。

日本でも案外場所によって硬度が異なるものである。木更津市の硬度は何があったのだろうか。

 

気が付いたのは昨年、英国に来た際、ロンドンの家で歯を磨いていた時のことだった。

どうも磨けているような気がしない。というよりむしろ水ですすぐ度に口の中がモゴモゴするような感覚があった。聞いてみれば、ロンドンは随分と水の硬度が高いらしい。

滞在期間が長くなるにつれ、なんだかお腹の調子も悪くなり(気のせいかもしれない)スーパーでは選んで軟水を買うようになっていた。

ちなみに、ロンドンが硬水であることが紅茶の歴史を作ったらしい。(ググれ)

 

というわけでエジンバラに来るまで、水の硬度というのが懸案事項だったわけである。

懸案事項と言っている割には気が付くまでに時間がかかったが、こちらの水は飲んでいても喉につっかえるような硬水の特徴がない。というわけで調べてみた結果がこれである。

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https://www.south-staffs-water.co.uk/household/my-water-supply/water-quality/water-hardness

日本よりざっくりした分類であるが、エジンバラは0-100mg/Lに分類される。

ちなみにロンドンは200mg+/Lなのだから驚きである。こんな水を飲んでいたら体を壊すのではないかと思ったが、どうも大きな健康被害はないらしい。お腹は壊すけど。

 

というより、この地図を見ると案外軟水の地域も多いことに気づく。

イギリスは言わずと知れた紅茶の国であるが、軟水で淹れる紅茶と硬水で淹れた紅茶では味が違うという話である。

私の舌はイギリスでも問題なく生きていけるほどバカな舌なので、飲んでも違いが判らないのかもしれないが、スーパーなどに行くと硬水用とか軟水用とかの紅茶が売られていたりする。そういうところの味は分かるのかイギリス人よ。

 

もっとも、イギリスの食事は国際化に伴って随分と改善されているらしい。なんでも既存の下手なシェフが淘汰されたとかされてないとか。

 

というわけで今日も問題なく水道水で歯を磨いているのであった。

 

イギリスで眼鏡を作る

眼鏡が壊れた。

鼻あての金属部分がポッキリ逝きやがったのだ。おのれJ〇NS。

 

信用はしてなかった。

確かにイギリスは先進国だし、ある程度は信用するべきなんだろうが(もしかしたらイギリスの方が技術が進んでいるかもしれないし)

 

だが、眼鏡がないと自分は健康で文化的な最低限度の生活の水準を大きく下回るのに、よりにもよって壊れやがった。人の情報のほとんどは目に依存するから、やっぱ日本製がいいよなぁとか思ったりもした。

 

つべこべ言ってもしょうがないので、とりあえずエジンバラの眼鏡屋を検索。

 

貧乏大学生だからブランドモノは買えないので、JinsとかZoffみたいに手軽に作れるところを探したらあった。Vision Expressとかいうらしい。イギリス全土にチェーン展開してるそう。イギリスの会社かどうかは知らない。

https://www.visionexpress.com/

ホームページからして安そうな感じが伝わる好印象

 

色々調べたら、基本的には検眼してから眼鏡を作る流れらしい。日本と同じ。

適当に予約を取って、指定された時刻に入店。愛想のよい女性が一瞬で、コイツはまともに英語喋れないな、と察してくれたおかげですんなりと検眼に進めた。

 

話は変わるがエジンバラは近年観光にずいぶんと力を入れているらしく、空港に着くと職員が”歓迎”とか"Welcome"とか書かれたジャンパーを着ている。日本もオリンピックが近づくにつれ、渋谷駅前とかでボランティアのおっちゃん、おばちゃん達が外国人相手に、いろいろと説明してたりするが、エジンバラにもそういう人たちがいる。もちろんオリンピックのためではないが。

街中でもそれは同じで、基本的に外国人慣れしている。これがエジンバラだけなのか、イギリス全土がそうなのかは知らない。少なくともロンドンよりは人情味はあると思うが。

 

ともかく、検眼のステップはメガネを使用している人なら皆知っている例の気球を覗き込む検査と、目に空気をプシュッと当てる例の検査。このなじみのある作業から段々と、イギリスの眼鏡産業における信用度が高まる。

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眼鏡利用者の界隈で有名な気球

 

この検査を終えると、別室に移動し視力検査をする。

日本だと円のどこかが欠けているCのような形を眺めるが、イギリスはアルファベットだった。

 

検査用の眼鏡をかけ、担当してくれた人がレンズを入れ替え調節してくれるという行程も日本と同じ。赤と緑のどちらが見やすいですか~とかいう流れも日本と同じで、お決まりの何言ってるかわからないスコットランド訛りでもなんとかやり過ごすことができた。

 

ただ、日本と唯一違ったのは(もしかしたらあるのかもしれないが)手元に本を渡され読むように言われる。どれだけ手元が見えてるかの試験なのだろうか、こっちからしてみれば英語の発音テストのようなもの。よくわからない任意の小説を与えられ、この行を読んでね~とか言われるのだけれど、発音が悪いせいで伝わってるのかな?とか思いつつ検査は終了した。

 

最後に、あなたの度数これぐらいよ~と伝えられ、現在使用しているコンタクトレンズとほとんど度数が変わらなかったことを確認したところで、半信半疑だった英国眼鏡産業に対する信用度は最大値を迎えた。

 

その後はメガネのフレーム選び。

心配だったのは鼻の低い東洋人が鼻の高い西洋人の眼鏡をかけて大丈夫なのかということ。しかし、やってきた店員は明らかに東洋人の顔立ちで眼鏡をかけた女性。これは大丈夫かなと思った。

 

以前の眼鏡は鼻あてが壊れたから、今回は鼻あて部分が金属でないフレームと一体型のやつにしようと決めていた。安かろう悪かろうでまた壊れるかもしれないし丈夫さが命。とりあえずPowerである。ジェレミー・クラークソンもそういってた。

 

丈夫そうで鼻あての部分もしっくりくる眼鏡を選んでお会計。お値段は£59。日本円で大体9000円くらい。安くはない買い物であった。

 

お会計をしている最中にいろいろと説明。もう一つ眼鏡買うと半額だけどどうする?(2つあってどうすんの?)とか薄型レンズにする?とかいろいろ聞かれたがすべてNO。安くて丈夫な眼鏡さえ手に入ればよかろうなのだ。

 

そんな会計の途中に件の愛想のよい女性店員がポロッと「仕上がりは一週間から10日後です」といったような気がした。あれ?

確認のためにどれくらいで出来ますか?と聞くとやっぱり一週間から10日かかるらしい。全くの想定外。遅くとも1日で出来るだろうと踏んでいたのが間違いだった。

というか日本が早すぎるのかもしれない。基本的にイギリスはのんびりしていることを忘れていた。日本から送ってもらった教科書もまだ届いてないし。(のんびりどころの騒ぎではない。この機会費用どうしてくれよう。税関仕事しろ)

 

ここまできてゴネるわけにもいかないので、しょうがなくあたかも知ってましたよ~という余裕のあるような態度で退店することになったのだ。

 

この 知ってました~大丈夫です~余裕~ みたいな感覚は何なのだろうか。ただの虚勢か。

 

 

 

これが2週間前の話、出来上がったものがこちらになります。(某料理番組風)

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写真がヘタなのは許してほしい

 

レンズ厚くない?そう思った。

薄型レンズにするべきだったのかもしれない。実際見てみると想像以上にレンズが厚い。ただ、しっかり見えているし、今のところ問題もないのでとりあえず留学中は使えるのかなと。

 

こんだけ書いたから、今後エジンバラで眼鏡作る人は困らねぇだろ。

もっともそんな需要があるとも思えないのだが。

 

書きすぎた。もうブログやめるかも。

 

ブログを書くらしいです

ブログを始めるときのこの前書きみたいなの必要かね

過去にブログを3本ほどやってたけど、毎回この前書きみたいなの書くのに困っていた気がする。一番最初にブログ書いたのは小学生の時だったけど、まだ残ってるのかと検索してみたら残ってやがった。ネットもそういった黒歴史で溢れてんだな。

 

一番長く続いたゲーム攻略のブログは、そもそもゲームが過疎ったので自然消滅したというだけで、もしかしたらこのブログもテーマによっては自然消滅するかもしれん。

 

もっとも、このブログを書き始めた理由がエジンバラに関するブログが少ないなーと思ったから書き始めたわけであって、帰国したらやめるかも知らん。

いや、エジンバラに関する先人たちのブログがあるにはあるんだが、ちょっと情報が古かったり、女性向だったりということで個人的に困ったこともあったので、ニッチを埋めていこうという作戦。たぶん大物にはなれない。

 

推敲はしません。面倒ですから。