ついに迷走を始めました

ブログ書くんだってよ 

Hogmanayのお話

 あけましておめでとうございます。

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2019年なんてなんだか未来に生きているような感覚です。

精神年齢が2010年くらいから止まっているような気がします。

 

今年は天皇陛下の退位だったり、来年は東京オリンピックだったりと大きな出来事が続きますね。無事に生きていけるとよいです。まだ死にたくないです。

元号が変わるということで、元号について調べたり、天皇について調べたり、日本書紀について調べたりしてます。とにかく暇なんだと思ってください。

 

 

さて、エジンバラというと年の変わり目にはHogmanayというお祭りがあります。

(知ったような口をきいているが私も初めての経験だし、Twitterで呟きすぎてウザがっていた人には迷惑をかけたかもしれない)

Hogmanay自体が大晦日を示す言葉でもあり、同時に街で開催されるお祭りのことを示します。要は年末カウントダウンフェスティバルのことです。

 

少し詳しいことをwikipedia先生に語らせると

今日では、エディンバラグラスゴウの二大都市では、ホグマネイを、ニューヨークタイムズスクエアの大晦日並みに大々的に祝うので知られている。寒さにもかかわらず、この祭は多くの観衆を惹きつけ、未明の時間を飲み騒ぐことでも有名である。マーケティングの効果もあって、見物客は年々増加し、チケットが入手できないほどになっている。幻想的な花火大会とたいまつ行列がエディンバラ、そして他の多くの都市でも行われる。ホグマネイは、ハイランド地方島嶼部に独自のしきたりが見られる。また、家庭での習慣にも興味深いものがある[3]

かつての伝統的なの祭では、の皮をまとった人々が、で打たれながら村を駆け回るものがあった。その当時の祭には、焚き火(ボーンファイア)や、火を付けたを丘から転がしたり、たいまつを投げたりというものもあった、動物の皮は杖にも巻かれ、その杖から出る煙が、悪霊を撃退するのに大きな効き目があると信じられていた。この杖もホグマネイと呼ばれる[4]

ホグマネイの様子は、テレビ局により中継されている[5][6]

つまりはスコットランドにおける年末のお祭りです。

ここではエジンバラにおけるHogmanayのお話をします。

 

 

エジンバラにおいて、このお祭りは厳密には12月の30日と31日の2日間にわたって行われます。

30日は前夜祭という感じで、旧市街の目抜き通りRoyal mileから中心地の公園までをたいまつを持った人の集団が練り歩きます。Torchlight Possessionと呼びます。

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写真がへたくそなのは許してくれ

 

とにかく幻想的です。

光景は日本の灯篭流しに似ているかもしれません。

ただ、数千人という人々が松明をもって練り歩くという光景はなかなか見られたもんじゃありません。

Royal mileという通りの脇に立ちずっと写真を撮っていましたが、この行列は1時間ほど途絶えることなく流れていきました。相当な人が参加していたのでしょう。

中にはバグパイプによる楽隊や民族衣装、あるいは昔の戦の装備の仮装をした者たちが練り歩いており、スコットランドの歴史を思い知らされました。(スコットランド史は何も知らないので)

 

年ごとに異なるそうですが、2018年の場合はRoyal mileを下り、Holyrood Abbeyの裏手の公園に集合するという流れでした。

Torchlight Possessionの開始は夜の7時からで、9時にはCarlton Hillという街の中心地にある小高い丘から大量の花火が打ち上げられます。(花火の写真はないです)

公園に集まった人々は松明を片手に、地元アーティストの演奏を聞き、打ち上げられた花火を見ます。(このライブが思いの外良かった)

松明を持ち上げて盛り上がるライブもまた、なかなか見られたものではありません。

 

 

 

これが12月30日のお話。

本祭?は12月31日、大晦日です。

晦日のお祭りは日をまたいで盛大に執り行われます。

新市街の大通りであるPrinces streetは封鎖され、お祭りのため警官が多数配備され、アルコールとタバコの煙でドンチャン騒ぎです。

この規制されたお祭り区域に入るには入場料を支払う必要があり、以下のイベントマップで水色に塗られているstreet partyが行われている地域に入るには£20支払う必要があります。もちろん、中にはバーやケータリングの食事などがありそこでもお金を払う必要があるので、これはあくまで入場料です。

オレンジ色の地区は先述したtorchlight possessionの地区。松明をもらうには£13支払う必要があります。

ピンク色の地区はライブ会場で今年はFranz Ferdinandをヘッドライナーとしてライブが行われました。

濃い青色の地区はCeilidh(ケイリー)というスコットランドの伝統的な踊りを踊る地区なっていました。このCeilidhという踊りは結婚式などのおめでたい時に踊る踊りであり、新年もまたおめでたいということから人々はこの踊りを踊るそうです。

(私も踊ってみたかったが、ライブの方が魅力的だった)

 

今年は、ウェルカムドリンクとしてJonney Walkerが協賛ということもありウイスキーが配られました。(50mlあるのでこれだけで十分酔える)

多少のサービスはあるようです。

その他、silent discoやceltic connectionといった様々な催しが街全体で執り行われます。

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イベントマップ

ともかく、Princes streetで行われるstreet partyが主なお祭りとなります。

通りの至る所にステージが設置され、DJがライブをしたり、バンドが演奏したり、伝統的なケルト音楽を演奏したりと、とにかくお祭りという感じです。

(時に、Festivalというと伝統的、歴史的な感じであるが、Partyというと只のどんちゃん騒ぎというニュアンスがある)

 

 

ということで、ここからは写真を交えつつ私の年越しレポでも纏めていこうと思います。

私は、先述したFranz Ferdinandというバンドを好んで聞いていたため、今回のHogmanayに出演すると聞いた際、即チケットを購入しました。

ライブはイベントマップのピンク色の地区で開催され、チケットは£65(約1万円)

 

正直、少し高いかなという印象もありましたが、年末年始誰と過ごすわけでもなくずっと一人。何もなければ本を読むか寝るかという生活で、メリハリをつけなくては退廃してしまうと、多少無理をしてチケットを買いました。

 

ライブが9時開演と聞いていましたので、8時半に入場しました。

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(テロ対策ということでおびただしい数の警官とバリケードが敷かれていました)

 

とりあえず、street partyの地区に入場。

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Franz Ferdinandのライブを見る人は、必然street partyの地区を通る必要があるのでチケット料金の中にstreet partyを楽しむだけの料金が加算されています。

とりえあず、ウェルカムドリンクのウイスキーを貰いライブ会場へと急ぎました。

(ウェルカムドリンクをもらう際、スタッフに一人で参加していることにドン引きされたことはまた別の話)

 

Concet in the gardenという地区に到着し、ライブ会場に着くとどうやら早すぎた模様。

あまり人はいない。考えてみるとFranz Ferdinandはヘッドライナーであるから最後に登壇するのであろうと。

9時に開演したライブでありましたが、よくわからんDJのノリノリのライブやメチャクチャベースのうまいバンドのライブ等の演奏を2時間ほど聞くこととなりました。

正直、彼ら目当てではなかったので後ろの方で日本書紀古事記について調べていました。理由はないです。飛鳥、奈良時代って面白いですね。

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ライブは順調に進み11時半、ついにFranz Ferdinandの登場。

一発目からDo you want to を演奏しテンションが上がりまくる。

とりあえず、有名どころを演奏してくれたおかげで終始テンションの高い私。

周りはカップルがキスしたり、しみじみと家族同士親睦を深める中一方で、よくわからんアジア人の私は盛り上がるという始末。これぞカオスの行きつくところという様相で、とりあえず私は楽しかったです。

 

年も変わる12時に近づくと、演奏をいったん中断。

「See you in the next year!」と言い去っていきました。(どうせ数分後じゃん)

 

3分前からカウントダウンをし、年越しの瞬間にはエジンバラ城からこれでもかと花火が打ちあがり5分間ほどそれが続きました。

 

それが終わると、Franz Ferdinandが戻ってきて蛍の光(Auld lang syne)を熱唱。

そういえば、スコットランド民謡だったなと思いだしました。

晦日紅白歌合戦では年越しの前に蛍の光を唄うのに対して、こちらでは年越しの後に唄うのが印象的でした。何もかも違うんだなぁ。

どっちにしろ、私は日本語で歌ったんですけどね。

 

そのままの流れでTake me outを熱唱。歓喜する私。£65支払った価値があった。

最後はThis fireでシメということで良きライブでした。

思えば初めての海外ライブということで、良い思い出になりました。

 

ライブ終演は日付変わって元旦の1時。

殆どのライブや模擬店は閉まってしまい、公式グッズのお店だけが開いていたので、記念にとマグカップを購入し帰路に至りました。

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ライブ終演後。とにかく道にゴミが散らかっていた印象。

 

 

そんなこんなで、一人の割には楽しく年越しをすることができました。

もっとも、一人の方が気楽でよかったのかもしれませんが。

初日の出はArthur's seatという街の中で最も高い丘の上から写真を撮ろうかと思いましたが、疲れていたので断念。

実際、最近は昼夜逆転しているのでまだ初日の出は観測していない!という理屈の下、数日後にでも登ろうかと思っています。

 

 

 

 

大学は14日から始まります。

それまでの日々を無駄にしないように勉学に励みたいですね。(他人事)