最近は雪が降り始めましたエジンバラです。さむい。
新学期も始まって3週目、2月になってしまいました。
年始は時間がたつのが早いといいますが、1月は本当にあっという間でした。
ブログの更新も冬休みが終わるとともにパッタリと止まってしまいましたが、少しづつ生活が落ち着いてきたのでブログも再開します。
今学期はなんと週5で朝から晩まで授業があるというスケジュール。
「何を言っているのだ、世間は朝から晩まで働いているではないか。」という声が聞こえそうですが、ぐうたら大学生にはつらい。
もっとも、大学生なので授業を聞くだけではなく、課題や予習やその他勉強もしなくてはならないので、その時間も加味するとあんまり休みがなかったりします。
今のところ土曜日は何もしない日のような感じです。日曜は次週の課題を終わらせる日なので。
実際、やっていることのレベルが著しく高いかといわれるとそうではありません。
難しい式を解いたり、難しい文章を読んでいるというわけではありません。
それよりも、今期はエッセイ、レポートが多いのでその構成とか推敲とかで時間をとられています。テーマも割と抽象的なものが多いのでそのせいで悩んでいることが多いです。
いかんせん、英語は母国語ではないので考えるのには時間がかかる。
かといって日本語で考えて英語に翻訳しているのではいつまでたっても英語はうまくならないので、しょうがないという感じです。
(閑話休題)
机に向かっている時間が必然長くなりますが、そんなに集中力のある人間でもないので、大体何か食べながら作業をしています。
多いのは、クッキー、飴、ポテトチップス、ミント菓子、ファッジでしょうか。
(この文章を書く時にも飴をなめながら書いています。)
(画像サイズがでけぇよ)
とにかく机にいる時間が長いほど消費しますし、加えてそれらを買うのが楽しみだったりします。
大体、お菓子もそんなに高いわけではないので疲れた時なんかはスーパーに行って爆買いするわけです。(クッキーなら30p=45円程度、ポテトチップスでも80p=120円くらいで買える)
思えば、日本でもコンビニの駄菓子を値段を気にすることなく爆買いするのが1つの楽しみでもあったので、やっていることはあまり変わらなかったりします。
問題はどこで買うのかという話です。
そりゃファミマもセブンも駄菓子屋もないので大体はスーパーで買うことになります。
こちらのスーパー文化は素晴らしく、殆どコンビニのように機能しています。
そしてまた、有名な話ですが様々なスーパーが存在しそれぞれに階級のようなものがあります。さすがイギリス。
何番煎じかわかりませんが少しご紹介しようかと。
- LiDL
とにかく安い。神。こっちにきてからLidlってしか言ってないくらい使っている。これがあるだけでQOLが上がる。低所得者向け安価大型スーパー。
ドイツ系のスーパーです。とにかく安くて、質があまりよろしくないです。安かろう悪かろうの精神。
(余談ですがこちらでは価格が価値の指標として非常に分かりやすく機能しています。経済学部生らしいことを言ってみる。)
ですが、とにかく学生の味方。ここで殆どそろいます。エジンバラ中心部には4店舗ほどあります。比較的大きい店舗が多い印象。
日本だとOKストアとかのイメージ。ただし質はもっと悪い。
というのも野菜が悪くなった状態で売られていたり、パンのコーナーにハエが止まっていたり、肉も半分色が悪くなっているのが売られていたりと、買う前にチェックしないといけないものが売られていることがあります。
ただ、これは日本のスーパーが特別品質に気を使っているためでもあると思います。
後述するSainsbury'sなどのいわゆる一般的スーパーでも日本じゃ廃棄されているようなものを売っていたりすることがあります。
どれくらい安いのかというと、とんかつ用の厚切り豚ロースが100グラム75円だったり、牛ひき肉が100グラム60円だったり、じゃがいもが1㎏で140円だったりという感じで、物価の高いこの国において生命線になっています。
そもそも、必需品は安く、嗜好品に高い税をかけているようなのでジャガイモとかは日本より安いのですが。ジャガイモの国です、こちらは。
それから、面白いのは商品の品ぞろえが頻繁に変化します。
もちろん野菜なら旬などあるでしょうが、もっと短い期間で2日前に行った時にはあった野菜や肉が今日は売っていないということが結構あります。とりあえず入荷した分を売って次の入荷待ちが2日間みたいなことがあるのでしょうか。
特に加工肉(ベーコンやソーセージ)などは行くたびに、こんな商品あったっけ?と思うくらい入れ替わっている気がします。
ドイツ系だからかソーセージは安くてうまいです。
お菓子も大体ここで買っています。
とにかく安い上、ポテトチップスなどは日本顔負けの品ぞろえで毎回違うものを買っては楽しんでいます。(そのうちポテトチップス品評記事を書いても面白いかも)
一方、LiDL愛が止まらないことをフラットメイトに話したところ、それはないとはっきり言われました。彼女曰く、やはり質がよろしくないらしい。その人はSainsbury's ユーザーです。やはり人それぞれ好みのスーパーがあるらしい。
私はLiDL派です。
- Sainsbury's
一般的なスーパー。 中流階級向けで小型店舗の多い印象。
Sainsbury's localというコンビニも出している。これが市内に多い。ちょっと高い。
エジンバラ中心部にもいっぱいあります。銀行業もやっているようで、まるでセブンイレブン。そんなに安くもないので、あまり使いませんが、LiDLで食材が揃わなかったり、お菓子開拓のためにたまに利用します。
大学のキャンパス内にもあって、お昼ごはんのパンはここで買ったりすることもありますが、ちょっと高かったりする。
品ぞろえは割とよく、近所のmeadowbankにあるsainsbury'sはかなり大型店舗で醤油や照り焼きソースくらいなら売っているという程の品ぞろえ。
品質はどうかといわれると、正直LiDLよりちょっと良いくらい。悪くなった野菜なんかも結構売っていますしね。卵とかたまに割れてたり。
ただ、もやしとかアスパラガスとかLiDLで売っていない野菜が売っているのはやはり良い点だったりする。それよりも店舗についているATMの方をよく使うかもしれない。
感覚としては日本のイオンに近いのかも、値段と品ぞろえ的な意味で。
圧倒的店舗数。英国最大手。どこにでもある。エジンバラではLiDLの次くらいに安い、英国産庶民スーパーです。日本にもあったらしい。つるかめ、とかいう名前で店舗を出していたらしい。そういえば近所にあったぞ!
マジでどこにでもある上、派生形がめちゃくちゃあります。
Tesco Extra,Tesco Express,Tesco Metro, Tesco Superstore... 正直違いが判らない。
デカいのがExtraでコンビニみたいなのがMetroとかExpressなのだろうか。正直あんまり気にしたことが無い。
エジンバラにもたくさんあります。LiDLと同じか少し高いくらいです。
品ぞろえもそこそこ良い感じです。特に、近所のTescoはお酒の品ぞろえが異常に良く、Brewdogが数十種類あったり紹興酒とか日本酒まで売っているのでお酒のためによく利用したりします。
正直学生の間だとTescoとLidlで住み分けしている印象があるので、LiDL派の私はあまり詳しくないです。
深夜までやっている店舗も多いのでスーパーというよりコンビニとして使用することが多いです。
フラットメイトがTescoでバイトしていたおかげで、ここで買い物するときは社員証のような割引券を借りて安く買い物しています。(多分ダメ)
もしかしたらLiDLより安いかもしれない。
- M&S
高級スーパー、というよりデパートに近い。プライベートブランドを多く展開している。おしゃれで上品なスーパーで人気らしい。あまりお世話になることはない...(高いので)
エジンバラにはプリンセスストリートに大きな店舗が1つありますが、多くのM&Sの店舗がそうであるように、1階は洋服、家庭用雑貨といった物を販売し、地下に食料品売り場があるという殆どデパートのような形。
実際、ロンドンでも洋服コーナーと食料品コーナーが1つのフロアに存在しているという日本では珍しい売り方をしてたりします。
お高いのであまり利用することはないのですが、たまにちょっと良いお菓子やどうしても手に入らない野菜なんかを買うために利用します。そもそも家から店舗までが遠いので使わないというのもあるのですが。
品質は良いです。前述したようにプライベートブランドを展開しておりパスタや塩や水まですべてM&Sというロゴが入っています。
実際、普段はLidlで500グラムで30p=45円のパスタを食べているのですが、興味本位でM&Sの500グラム80p=120円のパスタを食べてみたところ、バカ舌の私でもうまいと思うくらいだったので、品質はよいのでしょう。
野菜なんかも大体が包装されており、ネギやキュウリも曲がることなくまっすぐできれいなものが多いです。店内の陳列方法も綺麗だったり、あとレジのお姉さんも親切だった、すごい。
金の余裕は心の余裕なのか、店内もハイソな方が多い印象。さすがに穿った見方すぎるかもしれない。貧乏人なので仕方ない。
- Waitrose
泣く子も黙るWaitrose。最も高級なスーパーで王室御用達らしい。イギリス土産のお菓子とかお茶はここで買うと良かったりする。王室マークの付いた紅茶なんかが売っていたりする。ここも自社ブランド展開していたりする。
私のような貧乏人が入ろうとすると、入り口のガードマンに止められるかもしれない。そもそも、怖くて入ろうともしないが。
そして残念なことに、エジンバラ中心部にWaitroseはない。
やはり、エジンバラには高級志向は似合わなかったのか、そもそも街自体が貧しいのか(そんなことはないと思うが)ちょっと郊外に行かないとWaitroseは存在しません。
私もWaitroseを使ったのはロンドンで数回程度でよくわかっていません。
ロンドンの知り合いの家にお世話になっていた時に何度か連れて行ってもらうことがありましたが、会員になると来店するたびにコーヒーが無料でもらえる。なんということだ。
品質はもちろん、店内もおしゃれで、殿上人のおはすところなのだなぁと実感しました。
そもそも、留学生でWaitroseで生活してるやつなんていてたまるか。
有名どころだとこんなもんです。
他にも、もちろんたくさんあって、Morrisons, co-op, ASDA,Iceland,ALDIなどなどありますが、エジンバラだと無かったり、もしくはバスに乗らないといけないようなところに店舗があったりするので、殆ど使ったことはありません。
実際、日本でもそうでしょう。普段使うスーパーなんて3つくらいじゃないでしょうか。私の場合はLiDL、Sainsbury's, Tescoで生活しています。
スーパーで買い物することが一種の気分転換にもなり、また日本との違いを見つけるいい機会にもなるので、割とこの類の話は好きなのですがあまり共感してくれる人がいません。
例えば、商品の配列の仕方でも、入り口に野菜があって奥の方に肉や魚が置いてあってという構造も案外日本と同じだったり。お酒はレジの近くだったり、電池とかライターとかはレジの前にあったり。
かと思ったら、こちらでは卵を常温で保存しておくのが一般的らしく、パン棚の隣に生卵が陳列されていたりと、そんなことを発見しているだけでも楽しくなれるのですが。
それから最後に、こちらではセルフレジが非常に発達しています。むしろ人のいるレジはあまり使わないくらいで。やはり人件費削減なんでしょう。
ただ、人のいるレジも存在するわけで、地元の人はどういう基準かわかりませんがそれらを使い分けています。ぱっと見ると、購入品数の多い人が人のいるレジを使っているようにも見えるのですが。
私は相変わらずのコミュ障なのでもっぱらセルフレジを使います。清算中に店員さんと喋れないので。(こっちだと清算中に割とフランクに店員さんと会話することが多い)
思えば、海外旅行するときもその地のスーパーを巡ったりするのが好きだったりしたものでした。バルセロナのMercadonaやベネチアのcoopなど割と興奮していた記憶があります。
さて、また明日からお勉強の日々ですぞ。