ついに迷走を始めました

ブログ書くんだってよ 

大学寮のお話

テストが終わりました。ついでに昼夜逆転しました。(午前6:05のツイート)

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1つのテストが3時間でそれが3つあるという、ほとんど入試みたいな感じでしたが受けてみると一瞬でした。

やはり、英語ということもあり、読むのは得意といっても日本語よりは格段に時間がかかるので、問題数が少なくても時間かかるんですね。一応、すべて完答出来たので強制送還はされなさそうです。(Tier4ビザの関係上、出席率やテストの点数が著しく低い場合強制送還されるとか)

 

テスト勉強をしてると、日本では絶対しないようなミスが多発しまして、特に読み間違いのミスが非常に多い。(たまに読めてなかったりする)

気持ちは中学生です。問題を読めとよく言われました。

それからこちらでは回答が基本的にペン書きなので、あまりミスをすると回答が汚くなるという。ここは鉛筆で書くのかボールペンで書くのか注意してないとミスしそうでした。

 

 

今回は大学寮のお話です。

基本的に大学生は大学寮で生活します。特に1年生はほぼ全員大学寮に入るそうです。

その後の大学生活で仲の良い友人を見つけると、そういった人々と賃貸でシェアハウスをするのだとか。

ただ、昨今は賃貸不足だそうで探すのが大変らしい。(余談ですが、ロンドンの親戚も家探しにかなり苦労したと話していたので、ロンドンでも深刻らしい)

大学寮は大きく2つあり、自炊ありか自炊無しに分けられます。更にお部屋のタイプがsingle, en-suite,  studioに分けられ 自炊の有無と合わせて6通りの選択肢があります。

  • single: ベッドと勉強机のみの部屋でトイレとお風呂は共用
  • en-suite: singleに加えトイレとお風呂が自室に備え付けられている
  • studio: en-suiteに加えキッチンが自室に備え付けられている 

といった感じ。 値段も下に行くほど高くなります。それから、自炊あり寮は基本的に食事代が加算されるので当然家賃は自炊無しより高くなります。

 

Edinburgh大学では自炊なし寮は基本的にPollock Hallsと呼ばれる地区に密集しており、地区に併設されている大食堂で食事をするというのが一般的です。

何度かPollockの食堂で食事したのですが、ビュッフェ形式で、基本的にメニューはあまり変化せず食事に飽きるという声もちらほら聞こえてきました。

自炊あり寮は、市内に散らばっており様々、大学から委託された会社が運営する寮も存在します。

 

ということで、私はBrae Houseという自炊無し寮でen-suiteの部屋に住んでおります。

故に、これより先は主に自炊無しen-suite寮のお話となります。

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Brae House

自炊無し寮の中でも割と高く、家賃は月7万。400人ほどが生活する割と大きめの寮です。日本人は私を含めて2名、こんな僻地にも日本人はいるものです。学校へのアクセスはかなり悪い方で、学校は丘の上にあるのに寮は丘の一番下という。すなわち、毎朝約1.5kmの坂を上って登校しております。不登校になりそう。

 

 

部屋はflatとroomという単位で構成されます。各flatは6人の個室(この場合en-suite)と1つのキッチン、リビングを備え付けています。要は個室が与えられ、6人でシェアハウスをするような感じ。このflatはBrae Houseでは6人構成ですが、他の寮では10人だったり、8人だったりします。6人というのは入居選択肢の中では最少構成人数だった気がする。

キッチンには大きめの冷蔵庫が2つ、ソファーが2つ、コンロが8口、シンクが2つ、テレビが1つ備え付けてあります。かなり快適な方かと。10人寮で同じ設備かつ同家賃の寮が存在するので割と当たりなのかもしれません。

テレビは入寮時にBBCが受信料払えと£150を請求してきます。しかも1人あたり£150。フラットメイトとの話し合いの後、たけーよ、ということで払っていません。もちろんガンガン見ていますが。

 

en-suiteの部屋ですが、当然バスタブはないのでお風呂=シャワーとなります。

しかも、Brae Houseの場合、シャワーヘッドが高い位置で固定されているので全身を洗うのに技術を要します。寒くなると湯舟が恋しくなります。

 

同じflatに住む人のことをFlatmateと呼びます。mateは友人とか相棒といった意味。

文字通り寝食を共にします。しかもこれが入寮するまでわかりません。マジで運ゲーです。

運ゲーなので当たりもあればハズレもあります。一番ひどいケースは、flatmateの数人が毎晩のようにリビングで大音量の音楽と共に宴会を開き、それを注意したところ壁にf**k you と書かれる事案が発生したとか。大抵の場合、申請すればflat changeが可能ですが、このケースでは、空き室が無く変更できずに彼女は1学期そのflatで生活し、母国オーストラリアへ帰ったとか。ひでぇ話もあったもんだ。

 

一方、私はというと随分な当たり?flatに入居することができました。flatmateにも随分と恵まれています。

 

flatmateは男性2人女性3人で、私以外全員英語ネイティブ(イギリス3、アメリカ1、オーストラリア1)といった構成。よく聞く話だと留学生は留学生同士で入居させられたりするそうですが、こちらは全員正規生。しかもネイティブと英語の訓練には申し分ない環境といえる?でしょう。

いえる? といったのは会話相手がネイティブである故、彼らのスラングや文化、風俗に詳しくなれる一方で、彼ら共通の文化的背景との乖離が大きすぎるが故に会話のネタがないという事実からです。

 

多国籍(主に非英語圏flatだと、まずは"異文化交流"から始まり、お互いがお互いの文化にある程度無知な状態で関係が開始される、と思われます。その無知を補完しあう形で会話が生まれ、仲が良く(あるいは悪く)なる、という話を聞きます。

 

一方で、私のフラットでは他5人がかなり文化的背景を共有した状態で関係が開始されました。オーストラリア人とアメリカ人の彼女/彼たちも親がイギリス人だったり、イギリスのインターナショナルスクールに通っていたなどの背景があります。故に、彼らは初見の際、かなり意気投合した形でした。

 

具体的には、「ロンドンのどこ出身?」「西の方、Hounslow」「え!? じゃあ***とか知ってるの?」「マジ!? 知ってるよ! 今アイツ ケンブリッジいるよな」

とか かなりローカルな会話が繰り広げられます。日本でもあるでしょう、大学入って共通の知り合い探して仲良くなるといった風潮。それがロンドン単位で行われていました。もちろん僕はハイパークソボッチジャパニーズなのでそんな話はできません。

あと出てくる大学が大体クソハイレベル。Oxbridge行けなくて、Edinburgh大学来たみたいな話はたまに聞きます。

 

故に、私だけ圧倒的無知かつ英語弱者であります。

幸いなのは彼らがネイティブなので、私の拙い英語も理解してくれるということです。(英語力の面ではよくないのかもしれない)

彼らが流行りのドラマや映画の話をしていても、ついていけないということはよくあることです。(もっとも日本でもドラマなどは殆ど見ないのだが)

また、それを鑑賞しても面白みが分からないということも往々にしてあります。

 

ですが、幸運なことに彼らがかなり意気投合してくれたおかげで私もその流れにうまく乗ることができました。我々は自分たちのことをFlatmilyと呼び、家族のように生活し始め、そして大体の私物をパクリ合うくらいの仲に成長していきました。

 

また、一番の原因はオーストラリア人の女性の影響でしょう。彼女は、私の知る中で最もリーダーシップのある人であり、他のflatmateの部屋の名札を作ったり、リビングの戸棚の振り分けや掃除の分担など全てを決めてしまいました。しまいには、契約書を手作りしflatmateにサインさせるという始末。後に彼女はRA(Resident Assistant、寮の運営ボランティア)になるのですが、それはまた別の話。

 

 

ということで、flat選択という運ゲーは、ほぼ彼女のおかげで解決し、のうのうと一学期の寮生活を終えたのでした。

 

そんな彼らも冬休み期間中は実家に帰るとのことで、いまflatに残るのは私だけ。

そして、ちょうど今、フラットのドアを酔っ払いと思われる誰かがsomebody of us will beat youと叫びながら蹴り続けるという早朝4:00。

はたして、来学期はどんな寮生活になるのでしょうか。

 

 

 

生きていられるといいです()