ついに迷走を始めました

ブログ書くんだってよ 

イギリスで眼鏡を作る

眼鏡が壊れた。

鼻あての金属部分がポッキリ逝きやがったのだ。おのれJ〇NS。

 

信用はしてなかった。

確かにイギリスは先進国だし、ある程度は信用するべきなんだろうが(もしかしたらイギリスの方が技術が進んでいるかもしれないし)

 

だが、眼鏡がないと自分は健康で文化的な最低限度の生活の水準を大きく下回るのに、よりにもよって壊れやがった。人の情報のほとんどは目に依存するから、やっぱ日本製がいいよなぁとか思ったりもした。

 

つべこべ言ってもしょうがないので、とりあえずエジンバラの眼鏡屋を検索。

 

貧乏大学生だからブランドモノは買えないので、JinsとかZoffみたいに手軽に作れるところを探したらあった。Vision Expressとかいうらしい。イギリス全土にチェーン展開してるそう。イギリスの会社かどうかは知らない。

https://www.visionexpress.com/

ホームページからして安そうな感じが伝わる好印象

 

色々調べたら、基本的には検眼してから眼鏡を作る流れらしい。日本と同じ。

適当に予約を取って、指定された時刻に入店。愛想のよい女性が一瞬で、コイツはまともに英語喋れないな、と察してくれたおかげですんなりと検眼に進めた。

 

話は変わるがエジンバラは近年観光にずいぶんと力を入れているらしく、空港に着くと職員が”歓迎”とか"Welcome"とか書かれたジャンパーを着ている。日本もオリンピックが近づくにつれ、渋谷駅前とかでボランティアのおっちゃん、おばちゃん達が外国人相手に、いろいろと説明してたりするが、エジンバラにもそういう人たちがいる。もちろんオリンピックのためではないが。

街中でもそれは同じで、基本的に外国人慣れしている。これがエジンバラだけなのか、イギリス全土がそうなのかは知らない。少なくともロンドンよりは人情味はあると思うが。

 

ともかく、検眼のステップはメガネを使用している人なら皆知っている例の気球を覗き込む検査と、目に空気をプシュッと当てる例の検査。このなじみのある作業から段々と、イギリスの眼鏡産業における信用度が高まる。

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眼鏡利用者の界隈で有名な気球

 

この検査を終えると、別室に移動し視力検査をする。

日本だと円のどこかが欠けているCのような形を眺めるが、イギリスはアルファベットだった。

 

検査用の眼鏡をかけ、担当してくれた人がレンズを入れ替え調節してくれるという行程も日本と同じ。赤と緑のどちらが見やすいですか~とかいう流れも日本と同じで、お決まりの何言ってるかわからないスコットランド訛りでもなんとかやり過ごすことができた。

 

ただ、日本と唯一違ったのは(もしかしたらあるのかもしれないが)手元に本を渡され読むように言われる。どれだけ手元が見えてるかの試験なのだろうか、こっちからしてみれば英語の発音テストのようなもの。よくわからない任意の小説を与えられ、この行を読んでね~とか言われるのだけれど、発音が悪いせいで伝わってるのかな?とか思いつつ検査は終了した。

 

最後に、あなたの度数これぐらいよ~と伝えられ、現在使用しているコンタクトレンズとほとんど度数が変わらなかったことを確認したところで、半信半疑だった英国眼鏡産業に対する信用度は最大値を迎えた。

 

その後はメガネのフレーム選び。

心配だったのは鼻の低い東洋人が鼻の高い西洋人の眼鏡をかけて大丈夫なのかということ。しかし、やってきた店員は明らかに東洋人の顔立ちで眼鏡をかけた女性。これは大丈夫かなと思った。

 

以前の眼鏡は鼻あてが壊れたから、今回は鼻あて部分が金属でないフレームと一体型のやつにしようと決めていた。安かろう悪かろうでまた壊れるかもしれないし丈夫さが命。とりあえずPowerである。ジェレミー・クラークソンもそういってた。

 

丈夫そうで鼻あての部分もしっくりくる眼鏡を選んでお会計。お値段は£59。日本円で大体9000円くらい。安くはない買い物であった。

 

お会計をしている最中にいろいろと説明。もう一つ眼鏡買うと半額だけどどうする?(2つあってどうすんの?)とか薄型レンズにする?とかいろいろ聞かれたがすべてNO。安くて丈夫な眼鏡さえ手に入ればよかろうなのだ。

 

そんな会計の途中に件の愛想のよい女性店員がポロッと「仕上がりは一週間から10日後です」といったような気がした。あれ?

確認のためにどれくらいで出来ますか?と聞くとやっぱり一週間から10日かかるらしい。全くの想定外。遅くとも1日で出来るだろうと踏んでいたのが間違いだった。

というか日本が早すぎるのかもしれない。基本的にイギリスはのんびりしていることを忘れていた。日本から送ってもらった教科書もまだ届いてないし。(のんびりどころの騒ぎではない。この機会費用どうしてくれよう。税関仕事しろ)

 

ここまできてゴネるわけにもいかないので、しょうがなくあたかも知ってましたよ~という余裕のあるような態度で退店することになったのだ。

 

この 知ってました~大丈夫です~余裕~ みたいな感覚は何なのだろうか。ただの虚勢か。

 

 

 

これが2週間前の話、出来上がったものがこちらになります。(某料理番組風)

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写真がヘタなのは許してほしい

 

レンズ厚くない?そう思った。

薄型レンズにするべきだったのかもしれない。実際見てみると想像以上にレンズが厚い。ただ、しっかり見えているし、今のところ問題もないのでとりあえず留学中は使えるのかなと。

 

こんだけ書いたから、今後エジンバラで眼鏡作る人は困らねぇだろ。

もっともそんな需要があるとも思えないのだが。

 

書きすぎた。もうブログやめるかも。