ついに迷走を始めました

ブログ書くんだってよ 

お勉強の話

今週、来週と期末試験期間のため一応、勉強をしております。

当然英語で試験を受けるわけですが、英語で暗記することに慣れていないのでこれにかなり苦労しています。実際この記事を書いているのも試験勉強から逃げるためだったりするのですが。

 

試験ということは今学期もほとんど終了ということで、ちょっとここらで勉強面について振り返ってみようかなと思います。

 

 

エジンバラ大学に留学したのは経済、統計を学ぶためでしたが今学期はあまり経済や統計色の強い科目は取っていません。因みに来期は割と数理統計が多めです。

恥ずかしながら履修科目を晒しておくと、Principles of Finance, Business Research Method, Accountancyとなっていて、1科目20単位となっています。コマ数は週12コマ。

加えて、機械学習関連の授業を履修したのですが、これが情報学部と学部外ということで単位換算されないらしく、試験が無いので良いのですが週に20時間のビデオを見なくてはいけないのでこれが一番つらかったりします。毎週レポートあるし。理系ってタイヘンなんだなぁ。(実は経済学部もこちらでは理系だったりする)

 

日本だと1つの授業は大体2単位が基本かと思いますが、こちらはその十倍。

日本の1単位は講義1時間に対して大体2時間の自習を考慮して与えられるものだと聞いたことがあります。ただ、実際2時間の自習を毎週している奴なんて見たことないですけど。

同じように、案外こちらも一学期に60単位分の授業だからといって、えげつない時間勉強しているわけでもないのです。もっとも、日本の大学よりは確実に勉強していますが。

 

ただやはり、海外の大学生は、日本の大学生より勉強するというのはよく聞く話です。

一方で、日本の大学生(殊に文系)は勉強しないと聞きます。そうだろうな、と思う反面、文系でもバリバリ勉強している人もいるので一概には言えませんが、やっぱりこちらの人の方が"平均的"に勉強している時間は長いと思います。("平均"と聞くと分布を教えろよ!となる病気に罹患しています。)

 

 

それは大方、大学の授業がエグイからだと思います。

理系の人は実験や演習が大量に課され、文系では大量のリーディングが課されます。

同じ寮で共同生活している友人らは理系2人、文系2人ですが、偏りなく課題に追われている印象です。

そして経済学部はその中間、大量のリーディングと演習の2重苦を味わったり味わってなかったりしてます。(4次の正方行列の逆行列を手計算で求めるなど面倒なことは多い)具体的には、指定教科書は読んでいないと授業にマジで授業についていけなかったりします。

 

ただ、私の場合、日本で学んでいることの延長だったりするので、演習やリーディングに時間はかかりますが、死ぬような思いはしてません。(英語のリーディングが一番つらかったのは渋谷の某英語専門塾に通っていた時だったりするかもしれない。)

意外なのは、授業はリーディングを前提としますが、かといってそこまで深掘りもしないので数回休んでも問題はなかったりします。

 

ここで意外と言うのは、どうも私の中で海外留学のイメージが偏っており、それとの乖離による驚きが大きいのかもしれません。具体的には

  • 海外大学では寝食を忘れ勉強し続ける
  • 授業では主体的な発言が求められ、出席点は発言により決まる
  • 試験前は徹夜が当たり前 人権はない
  • 授業を休むことはない
  • みんなパリピ

 

実際生活してみて、いかに自らの"妄想"が酷かったかを痛感します。

まず、海外の定義をしなくてはいけません。英語圏なら英国なのか米国なのかオーストラリアなのかカナダなのかシンガポールなのか。当たり前で忘れがちなのは海外でひとくくりにするのは不可能ということです。日本だって一括りにするのが難しいのに。(日本人って何食べてるの?とかたまに聞かれますが、答えられないでしょう。)

また、米国留学と英国留学ではシステムが大きく違うということです。ダートマス大学から留学中の知り合い曰く、むしろ私のイメージはアメリカに近いらしいです。それでもひどい偏見だそうですが。(知らぬ間にやはり米国の影響を受けるものだな)

 

1つ目ですが、寝食を忘れて勉強することはほぼないです。ただ生活が勉強中心に回っていることは確かです。朝起きて授業受けて、図書館行って、夕方に帰ってくるような生活。忙しい時は帰宅後も少し勉強する感じです。土日もそこそこ勉強し、体感としては高校2年生のような生活リズムです。受験期ほどシビアじゃないが、まぁまぁ勉強してるような。特に、私の場合はバイトもせず、酒も日本にいる頃に比べめっきり飲まなくなったので、いよいよ高校生に戻った気分です。(友達が少ないのも高校と同じ)

 

2つ目の、授業中の発言ですが、英国(サンプル数n=1, エジンバラ大学)ではほとんど授業中の発言による出席点などが考慮されないようです。多くが試験一発か中間レポートと合わせた評価です。どうやら授業内発言の話は米国留学にはよくある話らしいです。実際、私も講義で発言したことは1度もありません。周囲の友人もほとんど発言していません。ここら辺は日本と同じ。

ただ、1つ違うのは少人数での授業では割と発言を求められます。それでも主体的というよりは「どう思いますか?」と聞かれて答えるような感じで、少なくとも自分からガツガツと問題提起をするような発言ではないです。

 

3つ目の、徹夜に関してですが、これはそれぞれの勉強スタイルによると思います。

日本でも言えることですが、試験前に一気に勉強する人もいれば、毎週コツコツ勉強して試験に臨む人もいるわけで、徹夜するのは基本前者です。

私の中のイメージでは毎週コツコツ勉強してもなお、試験前には徹夜、ひどい場合は2徹をしなくてはいけないのかと思っていましたが、どうもそうではないようです。

同じ寮の友人はほとんど前者なので、最近は睡眠不足な様子ですが、私はむしろ後者なので試験前でもガッツリ8時間睡眠だったりします。

じゃあ前者の人たちは普段何してるんだというと、クラブに行ったり、スマホ見ながらダラダラしたり、おしゃべりしたりという感じです。サークル(こちらではSociety)が原因というのはあまり聞きません。そもそも日本のようなサークル文化はあまりこちらには根付いていない気がします。"たまり"とか存在しませんし。

具体例として、寮の友人は試験前1週間だけど、教材の半分くらいまだ読んでいないという状況だったりしており、そのせいで2日徹夜したとか。そりゃそうだ。

基本的に図書館は24時間開いているので徹夜に向いた環境なのかもしれません。(ちなみに夜中の3時くらいの図書館はクラブ帰りの難民キャンプになってたりします)

徹夜向きの環境とそもそもの学習量が多いせいで、エグイというイメージができたのかもしれません。

 

4つ目の授業を休むことに関しても、案外皆さん休んでいる様子です。

授業についていけなくなるのではと、ビビりな私は今学期皆勤賞でしたが、だんだんと授業者数が減っていく現象は日本と同じでした。

休める理由として、授業が録画されている、教材がオンラインで配布される、演習問題は各自で進めるといった背景があるからかもしれません。自分で勉強できる人なら講義に出なくても進められるということは事実です。加えて、出席点や発言点が基本的に存在しないので、なおさら授業を休もうという気にもなるのです。ちなみに1授業は60分です。これも、1回くらい休んでも痛くないという要因の1つかもしれません。

 

5つ目ですが、これはひどい偏見です。

パリピを文字通りParty Peopleと訳すのであれば、確かにパーティーなどのソーシャルイベントは日本に比べて多いので"パリピ"かもしれません。ただそういう文化ということもあります。日本の身の丈に合っていない虚勢を張ったようなパリピとは質が違う気がします。もちろん背伸びして酒を飲みすぎ潰れる人もいますが。

また、日本でクラブに行くことと、こちらでクラブに行くことではその意味が違う気がします。日本はクラブやパーティー以外にも割と娯楽に溢れていると感じます。一方で、エジンバラは本当に娯楽の少ない街でもあるので、自らイベントやパーティーを企画して盛り上げたり、クラブにでも行かない限り、特に冬などは暗くて寒い環境をひたすら耐え抜くことにもなります。そういった環境を加味してみると、パリピもさもありなんと思えてくるのです。

 

そして期末試験。今週月曜に試験を1つ受けてきましたが、3時間一本勝負というまるで入試のような試験でした。過去問通りの出題でまぁ何とかなるだろうという感触。問題文の英語もちゃんと読めました。(ここで英語力の無さが露呈する)

あと、試験会場が大講堂で壁や天井の装飾に気を取られてしまいました。

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試験会場のMcEwan Hall

 

そんなこんなでたった3か月ちょっとの1学期でしたが、思っていたより日本と似ているなと思いました。この記事を2学期終了後に見返してみて、「何言ってるんだコイツ」状態にならないことを祈ります。

 

 

 

 

 

試験勉強をしたくない気持ちのせいでこんな長い記事を書いてしまった。

会計学あまり好きじゃないけど、こうでもしない限り勉強しないのでやるしかない。