ついに迷走を始めました

ブログ書くんだってよ 

見識を広めているらしいお話

随分とブログを更新していなかったみたいです。

そんな実感はあまりなく、実のところストックが数本あるのですが大体深夜テンションで書いてそのまま公開せずにお蔵入りというのが大半です。

ブログの所信表明でこれは日記のようなものだと前置きしておいたのが、本当に日記となり遂には公開もしないとは、もはやブログではない。

 

しかし、もう4月ですね。こちらの桜は少し花びらが多いです。

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近況はというと、4月の頭に授業が終わりそれからイースター休暇と補習授業期間に入りました。

大抵の学生は、授業評価に期末レポートなんかがあったりするので休暇中にそれを書き上げ、補習に出席し5月の初め頃から試験を受けるという流れだそうです。

 

一方、私はと言うと期末レポートもなく、補習も無いという体たらく。

しかも試験が5月の末、具体的には5月の15日から25日にの間にあるので、まぁ試験勉強は5月に入ってからでも間に合うだろうと。

4月は暇なのです。何をしたっていいわけですが、最近は経済学の復習などをしております。一度やっただけでは理解できないのは分かり切っているのに、どうしても1度やっただけで分かった気になってしまいます。

 

興味のままにいろいろな分野をかじってみたものの、そういえば私の専門は経済学だったということを忘れかけていたので、復習しているわけです。日本に帰ったら読みたい本もたくさんあるので、そのための基礎作りという感じでしょうか。

帰国は6月の頭になりそうです。同級生は就活が終わり始める頃でしょうか。

そろそろ私も進路を本格的に決めねばならない時期になってきたことを痛感します。

 

 

特に最近は日も長くなり、今日は日の出が5:48、日没が20:33と日本では経験できないような日の長さです。

考えてみれば、エジンバラの緯度はそれなりに高く、ストックホルムヘルシンキとあまり変わらない緯度であります。

プチ北欧とでも言うのでしょうか、その分冬は地獄のような日の短さでしたが。

 

 

実際、悩まされたのは日の短さというより、日の弱さでした。

ずっと夕方のような太陽で、南中しても沈みかけのような太陽はまさしく、日出国である本邦とは正反対でありました。

 

日の沈まない国ではなく日の沈みかけの国。

もっとも、現在の英国もBrexit関連で沈没船のような状態ではありますが。

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話は戻って、勉強だけじゃないだろうと。他に4月は何をしていたのかと申しますと、2つほど旅行に行っていました。どちらもそこまで遠出ではなかったのですが。

 

 

1つ目はIsle of Staffaに行きました。

スコットランド、ハイランド地方とのちょうど境目にある島で世界的にも有数の柱状節理が見られる島です。

地理とか地学とかそういうのが好きなので、柱状節理に加え道中でフィヨルドが見られると聞きツアー旅行で参加しました。もっとも学生ツアーで格安だったのですが。

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日本が安全対策に過剰なのかもしれませんが、こちらの奔放な安全対策も自由という意味では良いのかもしれません。

Staffa島についてからというもの、「2時間後に船が来るから」の一言を残し島に放置され、本当にすれすれの崖を柵やロープ無しで歩くというのは人生でもなかなかない経験でした。

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島の全景からもわかるように、本当に切って作ったような島で、一歩踏み外せば40-50メートルの崖というアニメでしか見たことの無い光景がありました。その分興奮したのですが。

一緒に観光した学生の中にCS(Computer Science)のPhDの方がおり、CSは大変だぞという訓示を頂きました。大変そう。そういえはInformaticsが強みだったなこの大学は。

 

実際は、Isle of Staffaだけではなく周辺の様々な島と道中の主要な町に止まるという一泊二日のバスツアーだったのですが、これが曲者でした。

そもそも、このStaffa島が最終目的地点なのですが、ここにたどり着くまでにバスで4時間半、フェリーに2度乗り計2時間半という旅程。

そのためStaffa島に着くまでに一泊を要し、疲労が困憊したのですが、それに加えて乗り物酔いにやられました。

 

特に、こういった景観は自然公園の中にあったりするもので、ということは公園内をバスで移動するわけです。当然、綺麗に舗装された道ではありませんしアップダウン、いろは坂も真っ青の蛇折りの道が数時間続きます。

思えば、そこまで乗り物に強くない私です。なぜこの事態を予期しなかったのか。

加えて、Staffa島までの船もいわゆる小型モーターボートで波に揺られる事この上なく、島に着くまでに手厚い洗礼を頂きました。

旅行が終わってから2日間はずっと乗り物酔いの気分であり、良い景色を見るためにはこれほどまでの代償を支払わなくてはならないのかと痛感しました。

 

しかしなぜ乗り物酔いするのでしょうか。Google先生は具体的な原因は解明されていないと仰っていますが、自律神経がどうたらこうたら言っていたりします。

 

というか、私の自律神経の弱さはそれはもう驚くべきもので、おおよそありとあらゆる体の不調は調べてみると自律神経が弱いとか失調症だとかという結論に至ります。

私の自律神経よ、乱れすぎではないか?

実際、自律神経がなんだかよくわかっていないので何だそりゃ、としか言いようがないのですが。迷走神経反射も自律神経の問題なのかな?やたらと失神するのもどうしたものかと。

最近、心の不調が体に表れ始めているのも自律神経のせいなんでしょうか?

 

 

まぁ、とにかくスコットランドの島々を巡る旅をしたというのが1つ目。

 

 

 

2つ目は少し南の方に行きまして、アイルランドのダブリンとイギリスのウェールズ地方を巡ってきました。

ぶっちゃけ、地理的にも文化的にも非常にアイルランドとイギリスは近い関係にあり、ダブリンもまた、特に都会であるということもあり、イギリスと大きな差はありませんでした。

都会っていうのはどの国も大抵、同じような構造になっていますよね。

ガラス張りの多国籍企業がひしめき、人と駅を中心とした発展(Dublinは大学ですが)、ちょっと離れたところに治安の悪い地区があり、大体川があって、トラムが走っていて、ビル街と歴史地区があって、観光するとしたら歴史地区くらい、みたいな。

 

そして、アイルランド、ダブリンといえばGuinnessビールです。

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www.guinness-storehouse.com

 

Guinnessビールの作り方を大きなビールグラスの形をした円筒状の建物を上りながら学んでいくという施設。

最後にはギネスビールを1パイント飲めるのいう特典付きで、ビール好きの人からしてみればかなりお得な施設です。入館料が1500円くらいだったかな?

例によって私も訪れたわけですが、その日のダブリン着の飛行機が朝の9時であり、逆算すると家を朝の6時には出なくてはならない旅程でした。それゆえほぼ徹夜状態での参戦。加えて空腹状態ということもあり、1パイントで見事に酔いが回ってしまい、あまり写真を撮ることができませんでした。

 

なんか色々試行錯誤してるみたいですよ。たぶん。

 

その他有名観光地としてはTemple Barというのがありました。Barっていうんだから、有名な飲み屋かと思いきやそういう名前の歓楽街でした。

鹿児島の天文館みたいなもんですね。あれも初見ではプラネタリウムでもあるのかと思ってしまいました。

 

といっても、アイリッシュパブ初見さんには楽しいのかもしれませんが、エジンバラのパブと異なる点は僅かであり、しかもこちらは相変わらずのお一人様。

どうやら歓楽街はお呼びでないと察し、そそくさとTemple Barをあとにしました

 

そのほか、Trinity Collegeの中を散策したり、ちょっとギフトショップをのぞいてみたり、マクドナルドに訪れてみたりしましたが、どうもあまり面白くなかったので、早めに宿に戻り次の日に備えました。

 

 

というのも、私の趣味は移動であり観光ではありません。

今回の旅は飛行機、フェリー、高速鉄道を乗り継ぐという公共交通機関好きの私垂涎の旅程。

2日目は、お昼のフェリーでウェールズ地方に渡る予定でした。

ところが、前日になってこのようなメールが

 

Dear Customer, 

Irish Ferries regrets to advise that the 1350 ex Dublin Fast Ferry Sailing on Monday, 
15 Apr 2019 has been cancelled due to adverse weather conditions on the Irish Sea. 

You can be accommodated on the 08:05 or 20:55 ex Dublin Cruise Ferry sailing instead. 

Check-in at least 30 minutes prior to departure. 

 

やってくれたなぁ?????? 

 

こんなこともあろうかと、ウェールズの船着き場から宿泊地(先輩の家)までの鉄道は予約してなかったのが不幸中の幸い。

 

20:55の船に乗ってしまうと、その日中に宿泊地につくことができないので、渋々8:05のフェリーに乗ることに。

 

さて、問題となったのは8:05という時間でした。

というのも、出航地のPort of Dublinは中心地から約7kmに位置にあり、工業地帯の一番奥にあります。歩ける距離ではないので普通は港行のバスに乗りますが、メールにあるように遅くとも7:35までに港に到着しなくてはなりません。

そして、その時間までに港に到着するバスがない! これは大問題。

 

Uberやタクシーを使おうにも早朝のため割高、しかも捕まらないときたもんだ。

実際、港に一番近い路面電車の駅までは早朝でも行くことができました。

それでもまだPort of Dublinまで4kmほどあります。

 

ということで、仕方がないので早朝ダブリン悪天候ずぶ濡れ工業地帯マラソンを開催。

申し訳程度の歩道を本当にここは人が歩いていいのだろうかという疑問を持ちつつ歩き続ける事1時間弱、やっと港が見えてきたのでありました。

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こんな道

 

なんでも話を聞いてみると、殆どの利用者が自家用車でフェリーに乗り込むらしく歩いて港に来るのは珍しいとのこと。

 

こっちだってやりたくてやったわけじゃないんだがな。

 

やっとこさ、ウェールズのBangorという街に到着しそこで2泊ほどした後、マンチェスター空港から戻ってきたのでありました。

スコットランド英語が理解しづらいのは周知の事実ですが、ウェールズも大概でした。

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Conwy Castle

 

 

そして来週はポルトガル旅行ですがまだ何も計画を立てていないという。

 

ところでお前さん、学生の身分で随分と旅行をしているがそんなに金を持っているのかと問われれば断固否定いたします。

普段の支出といえば大半が食費であり、それもまた地域最安のLidlでしか買い物をしないという生活。

飛行機もLCCしか使用しないという状態であります。

 

因みに今回のダブリンまでの片道航空券は1500円、帰りのマンチェスター発は少し高くて3500円でした。そんなもんです航空券代は。宿は先輩の家でしたし、食事はマクドナルドなので案外金もかからないという。

 

というより普段からSkyscannerやLCC各社のHPを見ては格安航空券を漁っているので、今度のポルトガルも往復航空券で7500円ほどでした。少し高いか。

 

ヨーロッパにいるとかなり安く旅行できるんですね。

 

 

5月に入ると、それなりにテスト対策に気合を入れないといけないので旅行は少なくなるかもしれません。

帰国前にアウシュヴィッツポストイナ鍾乳洞には行っておきたいのですが果たしてどうなるかな?